2017年5月4日木曜日

< 鏡のD君>

フィリッピンのD君は、またやってくれた、・・・貴重な情勢分析源として!

『ドゥテルテ氏はこの4月6日に、フィリピン独立記念日にパグアサ島に自ら出向き、「フィリピンの旗を立てる」との考えを記者団に明らかにしていた』のだそうだが、『訪問中のサウジアラビア・リヤドで、現地在住のフィリピン人向けの演説で』こう述べたそうだ。
『・・・同国が実効支配するパグアサ島を6月に訪問する計画について、「中国に、今は行かないでほしいと言われた。中国との友情を重んじて計画は改める」と述べ、取りやめることを明らかにした 』
ここで「同国」というのは、フィリッピンのことだ、自身が「実効支配」している島に行くことを中国に遠慮して行かない、というのだ、『・・・中国側が「「(領有権を主張する)各国が旗を立てることになれば問題になる」と主張した・・・」というのだ。(朝日4/14)

 実に興味深い記事内容だ! ・・朝日の記事だから、報道が「歪んで」いなければ、だが。

「この腑抜けが!!」と叱り飛ばすのは易しく、抑々がかの国の国民でもないので、何の意義もない。


そんなことよりも、とても「重大」なのは、・・・
「 いったい全体どれほど、共産中国のアジア諸国に対する浸透度が深く大きなものか 」を如実に示す「事件」だということだ。

防衛省の「東アジア戦略概観2017」の第3章にはこういう記載がある。
『 ・・・中国自身による尖閣諸島の実効支配に向けた取り組みを実行する段階に入った可能\性もある。・・ 』と!!!!!

D君の姿は、それがみすぼらしければみすぼらしい程、明日の日本の姿となる、と看るべき情勢と受けとるべきで、罵倒して笑い飛ばすのは、天に唾するに等しかろう!!

共産中国は、日本と直接に交渉する必要を感じていない、それはこの米中会談とその後の動向から決定的になるだろう、米国には立ち入るべき事案ではなくこの点には触れないように仕向け、その「取引」は十\分に成り立つ「環境」を産み出すだろう!!!

共産中国ヒラメの旧民主のアホどもは論外だが、根拠なく「信頼できる」として期待してきた「保守右翼」連中の微かな望みは春日に晒された雪のように消え去って行くだろう。

D君は、今まで以上に「鏡」としての機能\を発揮し始めているのだ。

課題は、さて、どうする???赤絨緞はどのような方策を練っているのか?!!!それとも何もないのか?
(20170415)